東日本大震災(第9報)

東北地方太平洋沖地震 第8報 平成23年3月22日(火)

 

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平成22年度 被災地支援・災害ボランティア情報(49号)

 東北地方太平洋沖地震(第8報)
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           平成23年3月22日(火)19時00分発行
           全国社会福祉協議会 地域福祉部
           全国ボランティア・市民活動振興センター
           http://blog.goo.ne.jp/vc00000/
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 本会で把握した、東北地方太平洋沖地震、長野県北部の地震の
被災者のための支援活動や社会福祉関係の状況等をお知らせいた
します。

 データ量が多くなってきたことから、
HPをご参照いただけるものについては、省略をしています。
ご了承ください。

■ 1 被災地ボランティア・NPOの活動情報
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 被災地の災害ボランティアセンターの設置がすすんでいますが、
現地での緊急支援、状況の把握、道路等交通網の遮断、燃料・物資
不足等により、実際に開設し、ボランティアの方がたを受け入れる
状況に至っていないところが大半です。
 環境が整った一部の地域においては、ボランティアセンターの開
設が始まりました。
 ボランティアの募集対象について「市内在住の方」としていると
ころが多いですが、これは、現地に行くまでの交通手段や現地での
食料や宿泊場所等はご自分で確保することが必要であることから来
ています。
 また、活動希望の方が多く集まりすぎたというような事例や、被
災の程度がそれほどではないため、市町村内で十分に対応できる、
他の地域を支援していただきたいとしているところもあります。
 したがって、当該のボランティアセンターのホームページなどで
十分に確かめていただくことが必要です。

 開設されているボランティアセンターと、一部聞き取りの情報は
以下の通りです。
 

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 青森県(3月22日現在)
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 青森県福祉救援ボランティア活動本部(青森県社協、3月12日開設)

 八戸市災害ボランティアセンター(八戸市社協、3月14日開設)
  →3月21日(月)より市内在住の方への災害ボランティアの募
集が再開されました。
  http://www.city.hachinohe.aomori.jp/index.cfm/9,39113,21,169,html

 三沢市災害ボランティアセンター(三沢市社協、3月14日開設)
  →情報に変更はありません。
   募集対象は、市内在住の方となっています。

県センターHPはこちら⇒
http://www.aosyakyo.or.jp/00_new_joho/new_joho/20110316/saigaishien.pdf

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 岩手県(3月22日現在)
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 ※前号配信分と変更はありません。

岩手県災害ボランティアセンター(岩手県社協、3月11日開設)
→被災地支援の状況が掲載されています。
  http://www.iwate-shakyo.or.jp/

 県内8ヵ所に災害ボランティアセンターが設置されました。
 宮古市社協、大船渡市社協、花巻市社協、遠野市社協、釜石市社
協では、募集対象は、現時点では、市内在住の方となっています。
 陸前高田市社協、奥州市社協、住田町社協では、現在はボランテ
ィアの募集を行っていません。

県センターHPはこちら⇒http://www.iwate-shakyo.or.jp/

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 宮城県(3月22日現在)
┗━━━━━━━━━━┛
 ※前号配信分と変更はありません。

 宮城県災害ボランティアセンター(宮城県社協、3月15日開設)
 市町村段階の災害ボランティアセンターの立ち上げは17ヵ所とな
っていますが(仙台市を除く)、なお、受入準備中のところが多い
状況で、ボランティアの募集を行っているところは、9ヵ所です。
募集は「できれば自転車で来ることが可能な方」「町内限定」とし
ているところがありますのでHPや電話で確かめてください。。

県センターHPはこちら⇒http://www.msv3151.net/index.html

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 仙台市(3月22日現在)
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 ※前号配信分と変更はありません。
 仙台市災害ボランティアセンター(仙台市社協、3月14日開設)
 現地センターが宮城野区、若林区、青葉区、太白区に設置されて
います。
 現在、ボランティアの募集が行われていますが、次のような案内
となっています。ご確認ください。
「現在のところ、人命救助、ライフラインの復旧が最優先に進めら
れ、避難所支援がボランティア活動の中心になっていること、及び
受入体制が整っていないことから、ボランティアの募集は市内在住
の方のみに限定いたしますのでご了承ください。

 市外、県外のボランティア活動をしていただける方については、
今後の復旧状況により大勢のボランティアの協力が必要になること
が想定されます。市外・県外からのボランティア参加については、
今後呼びかけさせていただく予定ですのでご了承願います。」
とご案内しています。

詳しくは下記HPをご覧ください。
http://www.shakyo-sendai.or.jp

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 福島県(3月22日現在)
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 ※前号配信分と変更はありません。

 福島県災害救援ボランティア本部(福島県社協、3月11日開設)
 玉川村社協、相馬市社協、田村市社協が新たに災害ボランティア
センターを設置し、市町村段階の災害ボランティアセンターの立ち
上げは22ヵ所となっています。
 募集はいずれも市町村内(あるいは「通える範囲」)とし、一部
で新規受付を休止しています。

県センターHPはこちら⇒http://www.fukushimakenshakyo.or.jp/


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 茨城県(3月22日現在)
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 茨城県災害ボランティア支援本部(茨城県社協、3月12日開設)
 市町村段階の災害ボランティアセンターの立ち上げは21ヵ所(さ
らにサテライトが1ヵ所)となっています。募集はいずれも市町村
内(あるいは「通える範囲」)としています。

詳しくは下記HPおよびツイッターをご覧ください。
http://www.ibaraki-welfare.or.jp/
http://twitter.com/ibashakyo

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 千葉県(3月22日現在)
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 千葉県災害ボランティアセンター(千葉県災害ボランティアセン
ター連絡会、3月16日開設)詳しくは下記HPをご覧ください。
 http://chiba-saigai-vc.info/

 現在、次の3市で災害ボランティアセンターが設置されています。
〔浦安市災害ボランティアセンター(3月12日開設)〕
 募集していますが、状況により受付を早く終了することもあるの
で、下記HPでご確認ください。
 なお、3月22日(火)は、雨のため、募集するボランティアの人
数を、浦安新近隣の方を対象に、300人程度で締め切るとのことで
す。

 http://urayasu-shakyo.sakura.ne.jp/modules/bulletin/


〔旭市災害ボランティアセンター(3月16日開設)〕
 募集は、「日帰りができること、県内在住者に限る」としていま
す。
※一部、チェーンメール、ツイッター、掲示板等で情報が錯綜して
 いる様子ですが、旭市及び旭市社会福祉協議会のホームページが
正式情報です。ご注意下さい。
 3月22日(火)は、雨のため活動は中止となりました。
 25日(金)までは県内の方の協力をお願いしています。
 26日(土)以降は、香取・海匝地域在住の方にお願いすることと
しています。

 下記HPでご確認ください。
 http://www5.plala.or.jp/asahishi-syakyo/saigaiborannvorasen.html

〔我孫子市災害ボランティアセンター(3月14日再開設)〕
 募集は市内在住の方としていましたが、145名の登録があり、現
在活動するための人数が確保できたため、3月21日で新規登録受付
は休止されています。
 下記HPでご確認ください。
 http://boranshika-blog.sblo.jp/


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 長野県栄村(3月22日現在)
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 栄村復興支援機構「結い」が3月18日発足しました。
 栄村、(社福)栄村社会福祉協議会、(特活)雪の都GO雪共和国、
(特活)栄村ネットワーク、(社)みゆき野青年会議所等により運営さ
れています。
 インターネットからボランティアの事前登録をお願いしています。
下記HPをご覧ください。
http://kaigo.nsyakyo.or.jp/sakae/

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なお、刻々と状況は変化します。最新情報はWebサイトも参考
にしてください。


■ 2 全国社会福祉協議会からのお知らせ
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本会に東北地方太平洋沖地震福祉対策本部を設置
(3月12日)しています。
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本会に東北地方太平洋沖地震福祉対策本部を設置(3月12日)して
います。


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社会福祉協議会による職員派遣
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 被災地における情報把握及び災害ボランティアセンターの運営支
援を行うため全国の社協職員の派遣が3月17日より、始まり、現在
(3月22日時点)76人が派遣されています。
 この派遣は、全国の都道府県・指定都市社協、市区町村社協の職
員が、5日単位で、現地に入るもので、全国を6ブロックに分け、
2ブロック単位で、岩手県、宮城県、福島県を担当して支援を行う
ものです。
 現在、市町村社協の災害ボランティアセンターの訪問から、実際
の駐在に移りつつあり、各センターの立ち上げ支援、運営支援を行
っています。


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生活支援、ボランティア関係情報
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〔生活福祉資金〕
 生活福祉資金貸付において、今般発生した地震により被災した世
帯に対する緊急小口資金の特例貸付を実施する予定です。
 対象は、災害救助法の適用となった地域及び被災したため
特例措置が必要な地域として各都道府県知事が設定した地域に住所
があり、当座の生活費が必要な世帯。
 貸付金額は、原則10万円以内。
 具体的な対象自治体(市町村)や申し込み方法等については、
今後、準備が整い次第、該当する都道府県社会福祉協議会から情報
提供される予定です。該当県における受付開始時期等の詳細は追っ
て情報提供します。


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関連団体の取り組み
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〔中央共同募金会〕
 中央共同募金会は、地震災害におけるボランティア・NPO
活動支援のための募金を募集しています。

 期間:平成23年3月15日~平成25年3月31日

詳細はこちら
http://www.akaihane.or.jp/topics/detail/id/61/

〔災害ボランティア活動支援プロジェクト会議〕
 災害支援ボランティア活動支援プロジェクト会議では、岩手県社
協へ6名、宮城県社協へ3名、福島県社協へ5名スタッフを派遣し、
状況把握及び被災地災害ボランティアセンターの運営支援(コーデ
ィネート、活動物資の調達等を行っています。

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 災害ボランティア活動支援プロジェクト会議とは、企業、
社会福祉協議会、NPO・共同募金会が協働するネットワーク組織
です。
(2004年に発生した新潟中越地震の後、復興活動への助成や活動の
検証調査を行うため2005年1月に中央共同募金会に設置)

 災害ボランティア活動の環境整備をめざしており、人材、
資源・物資、資金を有効に活用するため、現地支援を行います。



■ 3 各地の支援状況
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 現地からの活動報告は、全体像をつかむにはいたっていませんが、
レポートが届くようになっています。そのいくつかを紹介します。

【宮城県気仙沼市】
 公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)は、気仙沼市
で活動しています。
 「東日本大震災 ニュースリリース vol.5」では、次のようなレ
ポートがありました。

 SVAは、気仙沼市の社会福祉協議会の職員と一緒に25カ所の避難
所を回りました。
 物資が届いていない避難所では住民が自分の家に残っていた食料
を出し合い、食いつないでいますが、そろそろ食料も底を尽きる状
態です。
 本日、炊き出しを行い温かい食事を用意する予定です。

■物資が届かない場所
 避難所となっているのは学校や公民館だけではありません。
 津波で家族を亡くした人が集まり避難生活を送っている寺院もあ
ります。
 昨日、避難所となっている岩手県の寺院に毛布、タオルなどを配
布しました。
今後も物資が届かない場所に配布できるようにトラックの手配など
を行っています。

■気仙沼市社会福祉協議会(社協)の職員
 SVAは社協の職員と一緒に避難所を回っています。
 社協の職員も自分自身が被災者です。
 津波で家が壊滅状態の中、気仙沼の復興のためにと、連日連夜被
災地を回っています。
 現地の関係者の思いを受け止め、一緒に行動することで、現地に
根ざした活動を行っていきます。

写真↓
http://sva.or.jp/eru/images/20110321-1.jpg
http://sva.or.jp/eru/images/20110321-2.jpg

なお、SVAでも緊急救援募金を実施しています。
http://sva.or.jp/donate-t/

【宮城県岩沼市】
 宮城県の岩沼市災害ボランティアセンターでは、市内で断水が続
いていることから、自宅生活をしている被災者から、水を届けて欲
しいとのニーズがあったため、社協職員が民生委員の協力を得て、
配水が必要な要援護者等のニーズを把握し、22人の中学生ボランテ
ィアが配水活動を行いました。


■ 4 ボランティアや支援活動を考えている方へのメッセージ
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 ボランティアや支援活動を考えているみなさんへ
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 被災地の状況が報道されるに従い、支援を希望する動きが高まっ
ていますが、現地ではまだボランティアの受け入れ準備が十分にす
すんでいない状況です。そこで、特に次の4点に注意していただき
たいと思います。

1.被災地へのボランティアについては、詳報をお待ちください

 多くの被災地では被害状況等の情報収集を行っています。
沿岸部を中心に被害の大きかった地域では、外部からは災害対応に
詳しい組織に限って救援活動が行われています。
その他の人々は、今なお現地に入れない状態がつづいています。
 その他の地域も、一部地域を除いて、被害の状況把握やボランテ
ィアニーズの把握を急いでいる段階で、災害対応の経験のある組織
以外はボランティア活動の基盤が整っていない状況にあります。

 今後、被害の状況把握とボランティア受け入れの態勢が整い次第、
全国的な支援の呼びかけを行う予定です。
 ボランティア募集等に関する新しい情報は随時発信します。でき
る限り、HPで情報を確認いただくようお願いします。


2.支援物資の送付は都道府県等を通じてお願いします。

 被災地に、個人から多くの物資が送られますと、量の多さや物品
の仕分けの困難さ等でせっかくの善意の物資がかえって、被災地に
大きな負担がかかることになる恐れがあります。
 そのため、現在、被災地では個人の方からの直接の送付は受け付
けていない状況です。
 物資については、都道府県が取りまとめて被災地に送付するルー
トが確立されてきていますので、都道府県のホームページで詳細を
ご確認ください。
 また、社会福祉法人、NPO法人でまとめて送る動きもあります
のでそこへの参加も考えられます。 

 義援金や災害ボランティア活動の資金への募金の形を取るなどの
ご配慮をお願いします。


3.災害時のボランティア活動について
 災害救援ボランティア活動には大きな期待が寄せられますが、
一方でボランティア活動が被災地の人々や他のボランティアの負担
や迷惑にならないよう、ボランティア一人ひとりが自分自身の行動
と安全に責任を持つ必要があります。

災害救援ボランティア活動に参加する際の基本的な
注意事項はこちら。
http://www.shakyo.or.jp/saigai/katudou.html

災害ボランティア活動の多様な支援活動を受け入れる
地域の「受援力」を高めるために(内閣府 防災担当)
http://www.bousai-vol.go.jp/juenryoku/juenryoku.pdf


4.ボランティア保険の加入について
 ボランティア保険は、出発地の社会福祉協議会で
加入いただきますようお願いいたします。
 災害復旧作業に尽力している被災地の負担を少しでも
軽減させるため、ご理解とご協力をお願いいたします。



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社会福祉法人 全国社会福祉協議会
地域福祉部/全国ボランティア・市民活動振興センター
電話 03-3581-4655/4656
E-mail vc00000@shakyo.or.jp
災害情報専用HP:http://blog.goo.ne.jp/vc00000/