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2020(令和2)年7月豪雨(第2報)

ボランティア活動を考えている皆さんへ ~被災地からの発信があるまでは被災地に向かわないでください~

災害ボランティア活動は、個人個人の自由な意思に基づいた活動であることが原則です。

しかし、新型コロナウイルス感染が懸念されている現在の状況下では、災害ボランティア活動を進めることで、感染を広めてしまう恐れがあります。とくに今回の被災地域は、人口に占める高齢者の割合も高く、感染の広がりが被災地の住民の命を脅かす事態を生じさせかねません。

そのため、今回の災害における今後のボランティア活動については、被災地域からボランティア募集に関する発信があるまでは、ボランティア活動を目的として被災地に向かわないでください。

被災地近隣の皆さんでの活動は、必ず水害作業用装備を準備してください

現在、被災地近隣の皆さんや、被災された方々の知人による助け合いによって作業が行われています。

水害からの復旧作業をする際には、破傷風などの感染症を防いだり、乾いた汚泥を吸い込まない装備が必要です。長そで、長靴(釘の踏み抜きを防ぐ中敷きが必要)、マスク、ゴーグル等の装備を準備して活動してください。これらの装備は新型コロナウイルス感染症を防ぐためにも重要です。また、飲み物の準備や適切な休憩などの熱中症対策も大切です。

熊本県社協、鹿児島県社協、全社協の動き

<熊本県社協>

熊本県社協では、KVOAD(特定非営利活動法人くまもと災害ボランティア団体ネットワーク)と協働して、この間県内の被害状況について情報収集を進めています。

また、今日5日(日)夜には、熊本県社協、KVOAD、JVOAD(全国災害ボランティア支援団体ネットワーク)、熊本県庁、全社協、支援P(災害ボランティア活動支援プロジェクト会議)とWEBによる情報共有会議を行います。

明日6日(月)には、熊本県社協職員とKVOAD職員が複数のチームを編成して被災地に入り、情報収集と今後の支援の方向性について被災地の社協等と情報交換を行います。

なお、被災地の複数の社協では災害ボランティアセンター設置に向けた準備を行っており、詳細が決まりしだい、「被災地支援・災害ボランティア情報」ホームページでもご案内いたします。開設後は新型コロナウイルス感染症拡大防止から、当面は被災地近隣の方々に限るなど、範囲を定めてボランティアの募集が行われる予定です。ご理解・ご協力をお願いいたします。

 <鹿児島県社協>

現在、県内市町村社協と情報収集を進めています。また、6日(月)にかけて大雨の恐れもあることから、市町村社協に注意喚起を行っています。

<全社協の動き>

熊本県社協、鹿児島県社協、JVOAD(全国災害ボランティア支援団体ネットワーク)と連携して、被災地の情報収集を行っています。

災害救助法を適用(熊本県、鹿児島県)

7月4日付で、熊本県、鹿児島県で災害救助法が適用されています。

【熊本県】

八代市、人吉市、水俣市、上天草市、天草市、芦北町、津奈木町、錦町、多良木町、湯前町、水上村、相良村、五木村、山江村、球磨村、あさぎり町

【鹿児島県】

阿久根市、出水市、伊佐市、長島町